

法務局保管の自筆証書遺言と公正証書遺言
遺言書を法務局で預かる制度が始まり、この制度を利用する人が増えてきたそうです。事務所でも質問される事が多くなりました。 ご相談の中で、この制度の最終目的は「相続人への通知」である事の意味を十分に理解されていないように感じ […]

前妻(前夫)の子供に相続させない遺言書
令和元年あたりから増えてきた相談に、「前妻のお子様に相続させない対策はありますか?」というものがあります。前夫より、「前妻の子供」のほうが相談件数が多いのは、離婚の際、奥様に親権を渡す事が多いからと思います。 (私が男性 […]

遺言書は先の見えない将来の契約書
遺言書は生きている間は「ただの紙」です。ところが亡くなると、契約書へ変身します。 つまり、先が分からない事に対しての契約書なので、細かな事を書いても、財産整理してもあまり意味がありません。 よく、遺言書に銀行口座や金額な […]

書き直しができる公正証書遺言とは
遺言書は先の話です。10年後は、どうなっているか?そんなこと、誰も分かりません。 もちろん、相続させるとした相続人に万が一の事があれば、他の相続人に相続させるとするような、予防策程度の事はできますが、そういった対策にも限 […]

遺言の基本は内容整理
遺言書は、自分の財産を、自分が亡くなった後、どうするかを記載するものですが、事務所で心がける事の一つとして、内容の整理があります。 こんな事を言うと、「複雑な遺言内容を法的に的確に書くのが仕事じゃないの?」 と思われるか […]

揉めない相続は正しい
相続で揉めて、悩んでいる方が、いらっしゃいます。 この場合、親戚の方を間に挟んだり、弁護士や、家庭裁判所を使って和解や調停、訴訟という形で解決される場合が多いようです。 仕事の範囲として、揉める話をお聞きする事はあります […]

名義変更されていない不動産
相続登記のご依頼を受けてから、対象となる不動産の登記簿見ると、過去の相続による名義変更を行っていない・・・というケースが意外に多くあります。 この場合、形としては2つの登記を行う事となります。 1 先代からの不動産を今回 […]

遺言が作成できない場合
遺言書の相談を受けた際の悩ましい問題として、遺言者の状態です。遺言書の作成は、もちろん、ご本人様からのご依頼もありますが、実務的には、遺言者のご家族からのケースもあります。 ご家族からのケースの場合に多いのは、痴呆の問題 […]

死亡保険金の請求
よくある質問の中で「死亡保険金の請求はどうすればいいか?」 が、あります。 順を追って説明すると、先ずは、故人が被保険者となっている保険証券のチェックです。 証券が見当たらない場合は、通帳からの引き落としなども参考にして […]

離婚の際に考える子供の相続
少ないようでいて、毎年のように離婚がらみの相続相続があります。 離婚すると、夫婦関係は他人となりますので、夫、又は妻が亡くなっても相続権はありません。 けれど、子供には、当然に相続する権利があります。 当たり前ですが、離 […]

アパートの連帯保証人の相続
借金の連帯保証人となって、大変な思いをする・・話は、芸能記事などにもあります。確かにお金を借りる際に、その保証人になる・・・というのは、法的には、連帯保証人がお金を借りる事と同じですから、そう簡単には、いわゆる判子を押す […]

寄与分を、あらかじめ決めておく事はできますか
寄与分は、よく聞く言葉ですし、相続の際は、寄与分を配慮して・・という相続人の話も耳にします。 そもそも寄与分とは民法904条の2で規定されるものですが、共同相続人の中に被相続人の財産の維持や増加に特別の貢献をした人がいた […]

再転相続人の相続放棄
相続放棄の業務において、実務としては、滅多にない事ですが、その滅多にない事も時々発生します。 例えば、「本人」・・・・「父」・・・・「祖父」の関係において、 祖父が大きな借金を残して亡くなった場合、父は、借金の支払いを逃 […]

早く導入して欲しい遺言控除
注意)2018年導入の話は、残念ながら、実施されていないようです(2022年1月) 最近の相続に関連するニュースで、やっと良いものが出てきました。 2018年までの導入との事ですが、事務所では、経過をフォローして、遺言書 […]

一番親しい人が損をする相続
全てとはいいませんが、相続の実態を垣間見る立場として思う事は、一番親しい人、優しい人、親切な人が、一番苦労する事です。 実際、相続人が数名いても、その中で一番、世話になった方々へ、それに見合ったお礼は出来るのか? と考え […]

相続紛争・問題の責任は親にあり!
相続が発生した場合、子供同士など、兄弟間相続についての争いは被相続人の親の準備次第で、大半が予防できます。 こんな事を言うと、「そんな事を言っても・・・」と言われそうですが、冷静に問題が発生したケースを見ると、やはり親で […]

一筆の土地を分割して与える遺言
一筆・・わかり辛い表現ですが、単純に表現すると、たとえば、登記上、一人の所有になっている土地、一般的に言えば、父が所有している土地と考えてみましょうか。 その父が、子供へ土地を相続財産として与える場合、その土地の全てを与 […]