ペットの世話をしてくれる人を探し、その人にペットの世話という義務を負担してもらう代わりに財産を贈与(遺贈)する方法が考えられます。

これは、負担付贈与という方法です。ただし、負担付遺贈は、放棄する事も可能です。

また、最近では家族信託を選択する方も居ます。

もちろん、特殊な契約となりますので、必ず事前に相手の承諾を得ておく必要があります。

そして、ペットの世話は日常的に、餌代はかかりますし、病気になれば動物病院の費用なども掛かります。

現実としては、ペットの平均寿命+数年分で計算するのですが、実は最近では別の問題があります。

それは犬の痴呆介護です。

痴呆の犬を預かる所は、ありません。そうなると、一日中、犬から目を離せない状態が続きます。場合によっては何年もそれが続く事となります。

そこまでも想定して、財産を贈与するのは難しいものですから、実務では、本当に犬が好きな方、或いは、専門家と贈与契約を結ぶ事が多いようです。

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