相続手続の前

相続手続きと言えば、相続が始まった後の手続きの事です。

相続手続には様々なものがあります。例えば

1 不動産の名義変更

2 金融機関の解約変更(銀行や証券会社など)

3 相続税申請

もちろん、これらの手続きは、相続人でも時間さえかければ問題なく出来る手続きです。

つまり、相続手続自体は、「問題」がなければ「時間」が解決します。

問題は、手続きの前提としての相続人の合意です。
合意がある場合は当然、「時間」が解決します。

ところが、合意がとれない場合は相続手続ができません。

合意がとれない場合にも様々なケースがあります。

1 相続人が協力しない(合意があっても、印鑑証明書など書類を出さない)

2 相続人それぞれの権利の主張があり、合意が出来ない

3 相続人に所在が不明な人がいる。

もちろん、合意がとれないから、相続手続きが出来ない・・・わけではありません。

方法はいくらでもあります。

第三者が説明する事もあれば、家庭裁判所を利用する事もできます。

もちろん、時間はかかりますが、これも「時間」が解決する・・・とも言えます。

ところが、仕事がら様々な相談を受けますが、

「相続を諦める」

事があります。

ご依頼される方の意向ですから、実際に

「諦める」

選択もやむを得ない・・と思う事もあります。

結局は経済的な問題となりますが、

一番解りやすいケースとして、相続財産が銀行預金の1000円の場合、

相続人5人いたとしますと、印鑑証明書の実費だけで1000円以上、更に署名押印・交通費・・

となれば、諦めたほうが正解とも言えるのです。

金融商品の場合はいいのですが、当然、不動産においても同じ事が起こります。

事務所では、不動産の場合はできる限り権利関係を明確にするため、登記をすすめるのですが、この場合も評価額が極端に低い場合、例えば御自身で登記を行っても、実費や相続人全員からの押印などを考えると、「諦める」を選択される方もいます。

そういった不動産は時間が経過し、相続が進む程に相続手続が益々困難となって、将来、第三者がその不動産を購入する場合、権利関係が極めて複雑で、購入できない事となります。 それでは、将来、そのような不動産はどうなるでしょうか・・??

 

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