相続問題解決ブログ

突然相続人になって、放棄する

2015年6月 7日(日曜日) テーマ:問題と対策

突然、相続人になる事があります。

テレビでは、莫大な遺産が突然、転がり込むイメージですが、実務で一番多いのは、莫大な遺産ではなく、「借金」です。

最近は、「借金があるらしい・・・」となるだえでも、放棄手続きの期限が、3ヶ月とありますので、用心に・・・と放棄する場合もあります。

一人が相続放棄する事で、どうやら、自分が相続になってしまったが、このままだと、借金取りが家にやってくる・・・という状況が生まれてしまうわけです。

相続放棄が簡単なものだったら、いいのですが、場合によっては、本当に面倒な事になってしまいます。

例を挙げますと、自分の亡くなった親の兄弟である「叔父」が亡くなって、叔父の家族全員が放棄した場合、甥である自分は相続人となってしまいます。

この場合、必要書類として、「叔父」と自分のとの関係を戸籍で証明する必要があるからです。

放棄手続きは、基本的には借金の存在を知ってから3ヶ月以内というルールがありますが、たとえば、「借金が○○万円ある」と確実に解っている場合は、放棄するしかないと決意できますが、例の場合でいえば、「叔父には借金があるようだけれど、もしかすると無いかもしれない・・・今のところ、借金の証拠はない・・らしい・・けれど・・」の曖昧な場合です。

確実に解っていれば、面倒でもやるしかないと思える事でも、曖昧さと面倒で・・借金が明らかになってからでもいいか・・・とドキドキしながらの生活をするか・・・思い切って放棄するか・・の選択になります。

もちろん、放棄を認めるのは家庭裁判所であり、放棄出来るか否かは、「他人まかせ」とも言えます。

例えば、親戚が放棄した事を知った、半年後でも、先日、借金を知ったから・・・(しかも親戚の方は既に放棄している事を知った状況で・・)・・放棄を認めてもらえるか・・・不安です。

質問されても、上申書など、対策は考えるけれど、不確実しか言えません。

遠縁の方の相続でこれほど、困らせるのか・・・と愚痴の一つでも言いたくなりますね。

気になって眠れない・・・実は、このケースが多いのですが、放棄したほうが、安心と言えるでしょう。つまり、この場合の対策は、残念ですが、精神的な安心のため、早めに放棄をお勧めします。



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